米兵、きょうにも逮捕 タクシー刺殺容疑
神奈川県横須賀市のタクシー運転手刺殺事件で、車内に残されていたクレジットカードの名義人で在日米海軍横須賀基地に所属するナイジェリア国籍の上等水兵(22)が事情聴取で殺害を認めたことから、県警は3日にも、殺人などの疑いで逮捕する方針を固めた。
http://www.asahi.com/national/update/0403/TKY200804020362.html
3日に開かれる日米合同委員会で、日本側が、日米地位協定に基づき、基地内で拘束されている水兵の身柄引き渡しを要請し、米側が応じる見通しだ。
水兵は県警の調べに「私がやった」「『人を殺せ』という声が聞こえた」などと供述しているという。県警は、水兵がタクシー料金を支払わずに、運転手を殺害したことが裏付けられれば、容疑を強盗殺人に切り替えて立件することも視野に入れている。
在日米海軍は、基地から脱走していた水兵の身柄を東京都内で拘束した3月22日、横須賀市に対して、「日本側から身柄引き渡しの要求があれば、地位協定にのっとり、ただちに協力する」との意向を伝えている。
これまでの県警の調べでは、3月19日午後9時20分ごろ、横須賀市汐入町2丁目で、タクシーの車内で運転手の高橋正昭さん(当時61)が包丁で首を刺されているのが見つかり、運転席の足元に水兵名義のクレジットカードが残されていた。
米海軍犯罪捜査局(NCIS)の事情聴取に対して、水兵が高橋さん殺害を認める供述を始めたのを受け、県警は今月1日に正式に米海軍に水兵の任意での取り調べを要請。2日午前に始まった県警の聴取にも、水兵は殺害を認めたとされる。
日米地位協定は、米軍が米兵の身柄を確保している場合、日本の捜査機関が起訴するまで米側が拘禁するとしている。しかし、95年の日米合同委の運用改善合意で、殺人などの凶悪事件の容疑者については日本側が起訴する前でも、身柄引き渡しが可能になった。
水兵は現在、米海軍横須賀基地内の施設で拘束されている。2日の県警の聴取は同基地内で行われた。日米合同委の合意を経て、捜査本部を置く横須賀署などに移されることになる。
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