「銀聯」とは?中国ではビザ、マスターに匹敵するブランド
【ビジネス特集】
世界ブランドへと進化する「銀聯カード」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0317&f=column_0317_004.shtml
北京五輪まであとわずか。今年は中国を訪れる日本人観光客も大幅に増えそうだ。中国旅行に欠かせないものといえば、パスポートにガイドブック、最近では音声機能付きの電子辞書なども人気だが、もうひとつ、ぜひ携行したい“必須アイテム”が昨年12月に登場した。中国全土74万店のショップやレストランでの支払いに使える「三井住友銀聯カード」だ。中国ではいま、「現金社会」から「カード社会」へと新たな“改革”が進行中。旅行者にとっても、ますます便利な時代がやってくる。「カード大国」を目指して突き進む中国の現況と、「三井住友銀聯カード」の魅力について、同カードを発行する三井住友カードに聞いた。
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クレジットカードの国際ブランドは、旅先で安心をもたらしてくれる存在である。中国でも外国人旅行客が利用する高級ホテルや土産物店などの多くでは、ビザ、マスターなどの国際カードが普通に使え、その信頼感は絶大だ。
しかし、中国にはビザ、マスターに匹敵するもうひとつのブランドがある。それが「銀聯」だ。中国国内での加盟店数が74万店(2007年末時点)と、ビザ、マスターの約20万店より圧倒的に多いことはもちろん、発行枚数も13億枚と、ほぼ国民1人に1枚の割合で普及していることから、「カードと言えば銀聯」というイメージが定着している。
「中国旅行や長期滞在の際には、ビザ、マスターと一緒に、『もう1枚のカード』として銀聯カードを携行すると、利便性の幅が格段に広がるはずです」と語るのは、日本初の銀聯カード「三井住友銀聯カード」を発行している三井住友カードの朝田充紀氏(写真)。
カード社会が進展してきたとはいえ、中国国内で国際カードが利用できる場所はまだ限られている。その点、“国産ブランド”の銀聯なら、街のスーパーマーケットや小さな飲食店であっても、「銀聯」のマークを掲げた加盟店ならどこでも使える。
「日本から中国への渡航者数は、06年の375万人から07年には約400万人まで増加したようです。中国旅行を楽しむ人が増えるにつれ、お決まりの観光コースだけでなく、街角のちょっとしたお店で買い物をしたり、地元で人気のレストランで食事をしてみたいというニーズも高まっています。銀聯カードがあれば、そんな思い出深い旅が気軽に楽しめるのではないでしょうか」(朝田氏)
実は「銀聯」は、中国が豊かになるにつれ、海外旅行を楽しむ中国人が急増しているのを受け、国際ブランドとしても成長している。
最初の進出先は、中国本土から見て“海外”と同じような場所である香港。2003年から中国本土市民による香港個人旅行が段階的に解禁されたのを受け、銀聯は04年1月から香港でもサービスを開始した。現在では香港を訪れる中国本土からの観光客は年間2000万人以上(海外からの観光客の6割以上)にも達し、香港の小売り総額全体の約20%を消費している。その半分に当たる約200億香港ドル(約3000億円)が銀聯カードによる決済だ。
現在では香港だけでなく、シンガポールをはじめとする東南アジア諸国、欧米、オセアニアなど、銀聯カードの海外ネットワークは26ヵ国・地域に広がっている。いずれ、世界市場でもビザ、マスターに匹敵するブランドとして存在感を示す時代がやって来そうだ。
(※この対談の内容は全4回でお届けします。第3回は3月31日公開予定です。)
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